累進レンズ販売事例(中近重視遠近両用レンズ) #02
2026年11月06日
メガネプラザの眼鏡作成技能士の森前です。
見え方のお悩みがあるお客様の少しでも参考になるよう販売事例を紹介させていただきます。
今回のお客様は、「仕事での中間距離(約60cmぐらい)の小さい文字がみづらくなった」「遠くの見え方に不自由は感じていない」「スマホは外して見てしまっている」という相談です。
お客様情報として、50代男性で持参メガネは調節力アシストレンズを4年前から使用されています。
ファンクションエリアのサポート力は0.76Dのミディアムタイプを使用しています。
持参眼鏡のデータは
R S-1.75 C-0.50 AX 75
L S-2.50 C-0.50 AX 115
視力はR 0.9 L0.8 両眼は0.9
という状態でした。
完全矯正値は
R S-1.75 C-1.25 AX 80 ADD1.75
L S-2.50 C-1.25 AX 110 ADD1.75
視力はR 0.9 L1.0 両眼は1.2
というデータです。
検査結果から持参メガネでの左右の視力差は乱視が進んでしまった影響ということがわかります。
近方に関して、アシストレンズを使用していてもスマホなどを外して見てしまっている状態からご使用中のアシストレンズでは加入度が足りていません。
そして、処方した度数はこちら
R S-1.75 C-0.75 AX 75 ADD1.50
L S-2.50 C-1.00 AX 110 ADD1.50
利目が右眼ということから、遠方度数は左眼のみ乱視度数を変えることで左右の見え方の差をなくしました。
近方視に関しては希望される近業距離がスマホを見る距離である30cmから主訴で訴えられた60cmまで見えるよう遠近両用レンズへステップアップさせていただきました。
お選びいただいたレンズは、HOYA製の両面複合累進設計のWellna(ウェルナ)の遠近両用タイプです。

両面複合累進設計とは、上下の視線移動が楽になる外面累進と左右の視野が広がる内面累進を両方設けることで、遠近特有のユレ・ユガミを抑えられた設計になります。

今回の遠近両用レンズのWellna(ウェルナ)は遠近両用タイプの他、中近両用タイプも展開しています。その中で、今回は中近重視の遠近両用タイプであるWellna City(ウェルナシティ)を提案させていただきました。

この中近重視の遠近両用タイプの良い点は二つあり、
遠くを見る部分は確保しつつ、中間部分の視野も広く確保されている点で、今回の近業距離60cmの見やすさが確保できます。
さらに累進帯長という遠くから近くまで視線移動の長さを通常の遠近両用レンズより緩やかにしているため、ユレ・ユガミが感じづらく初めての遠近両用でも快適にご使用いただけます。
今後も、専門的な話になりますが、このような累進販売事例を挙げることで、お客様ご自身にも当てはまるものがあれば、ぜひメガネプラザ各店に在籍している眼鏡作成技能士にご相談ください。








