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補聴器は専用の電池を使わないとダメなの?

2020年12月12日

 

補聴器を使う上で定期的にしなければいけないことといえば…

電池交換ですね。

電池が無くなったらウチに買いに来てくださいね~とみなさんにはお伝えしていますが

たまにこういう方がいらっしゃいます。

「似たような電池がコンビニとか100均で売ってたけど、あれじゃダメなの?」

今回はこの疑問にお答えしていきます。

 

補聴器は専用の電池を使わないとダメ?

ハッキリ言いましょう。答えは「補聴器専用電池でないとダメ」です!

補聴器メーカーごとに指定の専用電池があるのでそれを使ってください。

 

まず、補聴器に使われているのは基本的にボタン電池です。

ポケット型の補聴器などはアルカリ単4電池を使うものもありますが、

耳かけ・耳穴型の補聴器に関してはすべてボタン電池を使います。

 

そのボタン電池にも下記の3種類があります。

・酸化銀電池・・・腕時計などに使われる

・アルカリマンガン電池・・・小型の電子機器各種に使われる

・空気亜鉛電池・・・補聴器に使われる

 

ボタン電池の中でも空気亜鉛電池(=空気電池)は補聴器専用のものです。

PR○○という表記で、○○の所にはサイズによって異なる数字が入ります。

画像のようにサイズによってシールの色も違うので、そっちで覚えている方のほうが多いでしょうか。

補聴器販売店で電池をお買い求めのときは「~色の電池ください」と言ってもらえれば分かります。

 

最初の疑問に戻り、「補聴器用の電池(PR)ならサイズさえ合ってればどれ使ってもいいんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、各メーカーは自社の補聴器の特性に合った専用の電池を販売しています。

これが補聴器本体はS社のもの、電池はP社のもの、なんてことになると、

電池の保ちが悪かったり、補聴器に余計な負荷をかけることになりかねません。

別メーカーの電池を使うことは想定していないわけですね。

 

ボタン電池の他2つ、酸化銀電池(SR○○)とアルカリマンガン電池(LR○○)に関しては論外です!

絶対に補聴器には使わないでください。

間違ってこの酸化銀電池やアルカリマンガン電池を補聴器に入れてしまうと、補聴器本体が故障しかねません!

 

まとめると…

・補聴器本体と違うメーカーの空気電池(PR)を使うのは非推奨。

 十分なパフォーマンスを発揮できない可能性あり。

・酸化銀電池(SR)とアルカリマンガン電池(LR)は故障につながるので絶対ダメ!

ということになります。

 

「電池買うために毎回店まで来ないと行けないのかぁ…」「結構めんどくさいなぁ」

と思ったあなたには充電式の補聴器がオススメです。

補聴器と一緒に充電器を買ってしまえば、電池のためにわざわざ店に行く必要はなくなります。

ここまで説明してきた電池の種類なんかも関係なくなります。

電池交換という手先での細かい作業もしなくてよくなります!

良いこばかりですね(笑)!

 

実際に充電式をお使いいただく方は増えてきていますしメーカーも次々に新しい充電式補聴器を出しています。

補聴器を検討している方はぜひ充電式も視野に入れてみてください。

引き続き電池交換式を使う方は、今回の記事を参考にして電池を間違えないようお気を付け下さい!

 

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