メガネ・サングラスのレンズってどうやって入っているの?

普段、何気なく使っているメガネ・サングラスのレンズはどうやって入っているのかな?という疑問にお答えしていきます!

~目次~

1.セルフレームのメガネにどうやってレンズを入れてるの?

2.ふちなしのメガネにどうやってレンズを入れてるの?

3.スポーツサングラスのレンズはどうやって入れてるの?

 

1.セルフレームのメガネにどうやってレンズを入れてるの?

「セルフレームのメガネのレンズってどうやって入れてるの?」

レンズ交換をお受けする際によく質問をお受けします。

普段は、メガネやサングラスは完成品を受けとって、ご自身でレンズを外すようなことは滅多にないと思います。

そのため、セルフレームには切れ目がなく、レンズがどのように入っているか疑問に思われる方は多いと思います。

そこで今回はこの疑問にお答えしていこうと思います!

1.まずはじめに…

実は、レンズを外すときに↓のように、押し出してレンズを外しています。

レンズの断面を見ると、山が立っていています。

そして、フレームを見てみると溝があります。

フレームの凹面に対して、レンズの凸面がハマるような状態で加工されています。

2.自分でレンズのはめ替え出来る?

時々「自分でレンズのはめ替え出来る?」という質問があります

ご自身ではめ替えをした場合に”フレームやレンズに傷をつけたり”フレームの状態によっては”レンズを割ってしまう恐れ”があります。

また外したりはめたりするのにもやはり”コツ”はありますので心配な方は一度店頭でご相談ください。

3.レンズ交換する時は…

使っていたメガネのレンズ交換をする際には【フレームの変形】や【亀裂】が入っていないかが重要になってきます。

※加工したレンズを入れる時に、フレームが変形しているものだとハマりが悪くなったり亀裂が入っているとフレームが割れたりする可能性があります。

4.メガネぶつけてレンズが外れた!

もし、誤って「メガネ踏んでしまってレンズが外れてしまった!」「メガネ掛けようと広げたらレンズ外れた!」という場合は一度店頭まで持ち込み頂きスタッフに確認をしましょう。

店頭で直せる場合は即日で対応いたします。

※フレームが割れたり変形がヒドい場合はフレームを修理しないといけないこともあります。

 

2.ふちなしのメガネにどうやってレンズを入れてるの?

「ふちなしのメガネのレンズってどうやって入れてるの?」

という質問は……正直、あまり聞かないです!(苦笑)

なので~こちらから勝手に紹介します!!

【ふちなし】と言っても、形状が違ったり、そのフレームの名称がありますのでレンズが外れてしまったりフレームを選ぶ時に名称が話せれば電話での問い合わせや希望のフレームを相手に伝えやすくなり役に立ちます。

1.ハーフリム(ナイロール)

下だけフチの無いナイロールフレームです。(他にも、上だけフチの無いフレームもあります。)

こちらのナイロールフレームに入っているレンズは写真のように溝を掘って入れています。

よくメガネ自体を踏んでしまい、レンズが欠けてしまったりするのはこの溝の凸の部分から割れてしまうことが多いからです。

ナイロールフレームは透明のナイロン糸(釣り糸)をフレームに編み込むように入れています。

そのため一見するとフチが無いように見えています。

レンズをはめる時は、先にレンズをフレームに当てて固定しリボン(写真の青色のもの)や薄いフィルム状のものでナイロン糸を引っ張ってレンズの溝にナイロン糸をはめていきます。

※ナイロン糸の張り直しや力加減は難しいので外れてしまったらお店のスタッフに相談しましょう!

2.リムレス(ふちなし、2P)

レンズに穴を開けてネジでフレームとレンズを固定し支えているフレームです。

(フレームの種類によってはレンズを接着したりピンを差し込んだりしている物もあります。)

写真のようにレンズに穴を空けています。そのためメガネ自体を踏んでしまいますとこの穴の周辺が衝撃で割れてしまうこともありますので注意です。

細いネジで固定したりレンズを支える部分は意外と小さくて目立ちにくいです。

しかし、ここのネジを固定する際に使用するパーツは多いですので消耗した場合は交換が必要です。

フレームとレンズに長いネジを差し込んで、最後に緩みにくいようにナットで固定します。

使っていてフレームとレンズの固定が緩んでしまう場合はこのナットが外れかかっているかもしくは他のパーツが消耗したかネジが曲がってしまっているかのケースが多いです。

3.レンズ外れたらどうすればいい?

ナイロールフレームも2Pフレームもどちらも調整・修理の力加減やパーツが無いとご自身で直すのは難しいです。

そのためレンズが外れたらすぐにお店にいきましょう!

フレームによってはモデル専用の特殊パーツが使用されています。専用でなければ、即日修理対応できます。

4.レンズ交換できる?

現状付いているレンズが大きく欠けていたり、割れていなければレンズ交換可能です。

理由は、レンズの形状を機械で読み込むため、欠けていたりするといびつな形になってしまう恐れがあるからです。

まずは店頭にてご相談ください。場合によってはレンズの形は変わりますが交換可能な場合もあります。

 

 

3.スポーツサングラスのレンズはどうやって入れてるの?

「スポーツサングラスのレンズってどうやって入っているの?」という質問が最近とても増えてきています!

特にメーカーやモデルによっては専用の【交換レンズ】が販売されていたり、度付のレンズを作る時にどの様にハマっているのか気になる方は多い印象です。

今回はスポーツサングラスのレンズがどのように入っているか説明していきます!

1.はじめに…

・メーカーやモデルによって多少の違いはありますが、基本構造としてレンズの上隅がカギヅメ状になっています。

・フレームを見てみると溝とカギヅメ状の部分が引っかかるような奥行きが耳側と鼻側の両方に作られています。

スポーツ用のサングラスは、レンズのカギヅメ状の部分をフレームに引っ掛けることでハマっています。

そのため、フレームをひねったりするとレンズが外れたりすることがありますので注意が必要です。

2.自分でレンズのはめ替えは出来る?

スポーツサングラスの多くは専用の交換レンズが販売されていてそのレンズをご自身で購入することができます。

その時に交換方法の説明書が一緒に付いてくるはずですので、慎重に行えば自分で交換しても大丈夫です!

初めてで不安な時は、購入したお店に相談して交換をお願いするのも良いですね。

3.レンズ交換する時は…

度付・度なしレンズに関わらず、フレームに【亀裂】や【変形】が無いか確認しましょう。

特に【変形】がひどい場合は、規格上一緒のレンズでもハマらないケースが多いです。

また【度なしのサングラスレンズ】を【度付のサングラスレンズ】に作り替えをする場合は、【原型になるレンズ】が必要ですのでレンズがひどく傷んでいても捨てずに残しておきましょう!

4.サングラスぶつけてレンズが外れた!

もし、誤って「サングラスを踏んでしまってレンズが外れてしまった!」「サングラス掛けようと広げたらレンズ外れた!」という場合は一度店頭まで持ち込み頂きスタッフに確認をしましょう。

※フレームが割れたり変形がヒドい場合はフレームを修理しないといけないこともあります。またレンズが欠けていたりするとレンズ自体を新しくすることがあります。

5.一枚レンズのスポーツサングラスは度付にできる?

A.できます!

一見するとわかりませんが、レンズを外すと2枚に分かれています。

ほとんどの場合で写真のように度付でお作りすることは可能です!

※注意点として

1.作れる度数の範囲が決まっています。

2.レンズにフレームを差し込んでいる特殊なモデルは出来ません。(例:オークリー EVZEROなど)

3.少しお高いので店頭でご相談が必要かも…

以上になります。

「シーズンに合わせてカラーや機能を変えたい!」「そろそろレンズを度付に交換したいなぁ~」という時は、必ず交換レンズが販売されているかとフレームの状態を確認しておきましょう!

 

 

最後に…

一度、今使っているメガネやサングラスのレンズを見てみると面白いと思います。

レンズの入っている構造を知っていると使い方やメンテナンスをする時の参考にもなります。

分からないことがあれば、当店や近くのメガネ屋さんに相談にいきましょう!

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この記事を書いたスタッフ

中村 泉水

・好きな食べ物:チョコレート
・趣味:音楽を聴くこと
・今行きたい場所:海外

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