老眼鏡でパソコン画面を見ると見づらいのはなぜ?

「老眼鏡で手元は見えるんだけど、パソコンの画面が見づらい」

「同時に使用することが多いのでどちらも一緒のメガネで見たい」

60代男性から仕事用のメガネでご相談いただきました。

ご使用の老眼鏡も検眼して作成しているので手元の資料などを見るのには問題はありませんが、パソコン画面が見づらい原因はなぜでしょうか…?!

原因は見たいものの距離が違うことです。

このお悩みを解決するのが

手元の視野に奥行きをもたせるレンズ設計にすることです!

そこで私が提案させていただいたのが

【近用ワイドレンズ】

老眼鏡(手元用の単焦点レンズ)と違うところは手元の見え方に奥行きを持たせることで、見える範囲を広げているところ。上記の図にもあるように、老眼鏡では手元までの距離がピンポイントでしか設定出来ません。
それに比べて【近用ワイドレンズ】はレンズに少しだけ度数変化をつけ、奥行きを広げることで手元の資料からパソコン画面までのデスク周りの距離(40cm~60cm程度)をストレスなく見ることが可能です。

お客様に見比べていただいたところ

「これなら資料もパソコン画面もどちらもしっかり見える!」

「座ったままのデスクワークが前より楽になったよ」

仕事ではパソコン作業が8割以上ということで快適なデスクワーク用のメガネが作成出来ました。

同じ手元用メガネと言っても見る距離や用途によって使い分ける必要があります。

老眼鏡は近用距離が一定の部分しか見えませんし、ルーペも拡大鏡なので手元の物を大きく見ることが出来ますが、近用距離を合わせるには向いていません。ご自身の使いたい距離や、作業内容を実際に店頭で体験していただくことをおすすめします!

今回ご紹介した【近用ワイドレンズ】座ったまま手元の作業をする方におすすめなレンズです。立ったり、歩いたりといった移動を頻繁にされる方には前回ご紹介した【中近両用レンズ】の方が向いています。

パソコン作業はもちろん、裁縫や楽器演奏などにも向いているかもしれませんね。

【近用ワイドレンズ】ぜひ店頭でお試しください!

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この記事を書いたスタッフ

滝澤 美佳

・趣味:美術館巡り
・好きなもの:音楽、映画
・今やりたいこと:映像制作

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