プロが教える!メガネ・サングラスの豆知識

遠近両用メガネを一度諦めたけど・・・

2019年02月12日

「遠近を試したことがあるんだけど全然ダメ…」

今までは遠く用のメガネを使用していた50代女性のお客様がご相談にご来店いただきました。「最近メガネを掛けたままだと手元が見づらい」「やっぱり私には遠近は無理なのかな…」っと、遠近両用メガネにマイナスのイメージがあったようです。

 

早速検査をさせてもらったところ遠くはしっかり見えていましたが、そのまま手元を見ると見えないという状態でした。メガネを外せば手元は見えるようでしたが、「せっかく新しいメガネにするのに、手元を見る時に外すなんて恥ずかしい」メガネを外して見ると、いかにも【老眼】っという感じになります。

 

そこで、落合がおすすめしたのが歪みの少ない【両面複合設計レンズ】

 

一般的な遠近両用レンズと違う点は【視野の広さ】です。遠く、中間、近くと度数が変化しているのでレンズに歪みが出る部分が発生します。歪みの出る部分で見てしまうと、「フワフワして歩きにくいから遠近は掛けられない」と大体みなさん言われます。このフワフワが出来るだけ感じにくいようになって視野が広くなっているのが【両面複合設計レンズ】です。

 

「これなら足元も怖くないし、近くも見れてすごく便利!」

 

50代ということもあり、まだ手元が見づらくなったばかりなので手元は慣れやすいように少し弱めに処方しましたが、お蔭で足元の違和感もなく手元も快適に見えるようになりました。

 

ちなみに…レンズ設計の違いは個人差もありますが、体験していただくと写真のような感じで見え方に大きな違いが出ます。上記のお客様にも両方体験していただき、視野の狭いレンズと見比べていただくと「見える範囲が狭くて歩きにくい」とおっしゃっていました。

 

 

さて、度数が決まったので次はフレーム選び!

遠近両用メガネを選ぶポイントとしてはレンズの縦幅をチェックしてください。こちらのメガネはレンズの縦幅が大体3.5センチあります。遠近両用メガネだと縦幅が3センチ~4センチくらいが理想ですので参考にしてくださいね。

 

後日、仕上がったメガネを受け取っていただいたところ「これなら掛け外し無しで運転時のメーターも買い物するときにも表示がしっかり見える!」と喜んで掛けて帰られました。

 

初めての遠近両用メガネがダメだったという方も多いですが、ちょっとしたポイントで快適なメガネになります。「遠近両用メガネをもう一度試してみたい!」というお客様はぜひ設計の違いを店頭で体験してみてください。諦めないで…!(by真矢みきさん…笑)

 

●このブログを書いたスタッフ : 落合(ニックネーム:カントク)

●趣味:野球観戦、旅行、映画

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